チーターは地上最速の動物です。
最高速度は時速100〜110km。
しかし本当にヤバいのは最高速度ではありません。
加速です。
チーターは止まった状態から、わずか数秒で時速100km近くまで到達します。
今回は物理の「加速度」を使って、チーターの異常さを数字で見てみます。
結論:加速度は「速度の変化の速さ」
速度は
「どれくらい速く動くか」
です。
加速度は
「どれくらい速く速度が変わるか」
です。
つまり、速さそのものではなく、速くなる勢いです。
加速度とは何か
速度との違い
例えば、時速100kmで走る車があるとします。
速度は100km/hです。
しかし、そこに到達するまで
3秒なのか
30秒なのか
で話は変わります。
この違いを表すのが加速度です。
単位はm/s²
加速度の単位は m/s² です。
1秒ごとに、速度がどれだけ増えるかを表します。
チーターで計算してみる
時速100kmを秒速に変換する
まず、時速100kmを秒速に変換します。
100 ÷ 3.6
=27.8m/s
です。
つまりチーターは、1秒で約28m進む速度になります。
25mプールを1秒で横切るようなものです。
加速度を求める
チーターが 0km/hから 100km/h まで、3秒で加速するとします。
加速度は
27.8 ÷ 3
です。
約9.3m/s²になります。
かなり大きな数字です。
重力加速度と比較してみる
地球の重力は9.8m/s²
地球では、物体が自由落下すると、約9.8m/s²で加速します。
F=mg
ただし、mは質量(kg)・gは重力加速度を約9.8m/s²
重力加速度gの約9.8m/s²、の数字は物理で非常によく出てきます。
チーターはどれくらい近い?
チーター:約9.3m/s²
重力:約9.8m/s²
です。
つまり、チーターは重力にかなり近い加速を、前方向へ発生させていることになります。
数字で見るとかなり異常です。
なぜチーターはそんな加速ができるのか
柔らかい背骨
チーター最大の特徴は背骨です。
走るたびに大きく曲がり、大きく伸びます。
その結果、一歩ごとの距離が長くなります。
詳しくはこちら。

長い脚と大きな筋肉
長い脚は大きな推進力を生みます。
さらに筋肉も発達しています。
ただ速いだけではなく、一気に加速できる体なのです。
加速度がすごい動物たち
チーター
地上最速。
加速性能もトップクラスです。
ノミ
実は体長比ならノミの方が上です。
一瞬で跳ね上がります。
「ノミはなぜ体長の100倍跳べるのか(準備中)」でも解説しています。
まとめ
加速度とは、速度の変化の速さです。
- 加速度は速度の増え方
- 単位はm/s²
- チーターは約9.3m/s²
- 地球の重力は約9.8m/s²
- チーターは重力に近い加速を生み出す
だからチーターは、ただ速いだけではなく、異常な加速性能を持つ動物なのです。
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物理教師のどうでもいい考察
運動会で生徒に
「スタートで出遅れました」
と言われることがあります。
気持ちは分かります。
しかしチーターは違います。
スタートした瞬間から、
ほぼ重力レベルで加速します。
もし体育祭にチーターが参加したら、
ゴールテープ係が間に合わないと思います。

