体重比筋力とは?|なぜヒョウは自分より重い獲物を運べるのか

生き物の計算教室

ヒョウは自分の体重の2〜3倍もある獲物を木の上へ運ぶことがあります。

人間で考えると、

体重70kgの人が150〜200kgの荷物を担いで階段を登るようなものです。

なぜそんなことができるのでしょうか?

その秘密は

体重比筋力

にあります。

体重比筋力とは?

体重比筋力とは、

自分の体重に対してどれくらいの力を出せるか

を表す考え方です。

例えば、

  • 100kgの人が100kgを持ち上げる
  • 50kgの人が100kgを持ち上げる

では、

後者の方がすごいですよね。

同じ100kgでも、

自分の体重に対する割合が大きいからです。

なぜ体重比で考えるの?

大型動物は絶対的な力では有利です。

例えば

  • ゾウ
  • サイ
  • カバ

は圧倒的なパワーを持っています。

しかし、

体重1kgあたりで考えると話は変わります。

小型動物の方が

自分の体重に対して強い力を出せることが多いのです。

ヒョウで計算してみよう

ヒョウの体重を60kg、

獲物を150kgとします。

体重比は

150 ÷ 60

=2.5

です。

つまりヒョウは

自分の体重の2.5倍

を運んでいることになります。

人間で例えると?

体重70kgの人で考えると、

70 × 2.5

=175kg

になります。

つまり、

ヒョウが150kgの獲物を木へ運ぶ行為は、

人間なら175kgのバーベルを担いで木登りするようなものです。

かなり無茶です。

ネコ科で体重比筋力が高いのは誰?

ランキングを作るなら、

おおよそ

1位 ヒョウ

2位 ジャガー

3位 ユキヒョウ

4位 ピューマ

5位 ライオン

6位 トラ

あたりになります。

トラやライオンは絶対的には強いですが、

体重比で見るとヒョウの方が上です。

なぜヒョウはこんなに強いのか

理由は

  • 木登り生活
  • 獲物を運ぶ習性
  • 全身の筋肉バランス

です。

ライオンは群れで生活しますが、

ヒョウは単独生活。

獲物を守るため、

自力で木へ運ばなければなりません。

その結果、

ネコ科トップクラスの体重比筋力を獲得したと考えられています。

体重比筋力で見ると動物の見方が変わる

体が大きい動物が必ずしも強いとは限りません。

体重比で見ると、

ヒョウのような中型のネコ科が驚異的な能力を持っていることが分かります。

「誰が一番大きいか」

ではなく

「誰が一番効率よく力を出せるか」

を見るのが体重比筋力です。

まとめ

体重比筋力とは、

自分の体重に対してどれだけの力を出せるかを表す考え方です。

ヒョウは体重60kg前後ながら、

150kg級の獲物を木の上へ運ぶことがあります。

体重比では約2.5倍。

ネコ科の中でもトップクラスの怪力です。

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