競争排除原理とは何か?ネコ科でわかる生態学の基本

ライオン。

ヒョウ。

チーター。

アフリカには複数の大型ネコ科動物が暮らしています。

すると疑問が出てきます。

なぜ絶滅しないのでしょうか。

全員が同じ獲物を食べるなら、

どれかが勝って、

どれかが消えてしまいそうです。

実は生態学には、

この現象を説明する有名な考え方があります。

それが

競争排除原理

です。

今回は難しい言葉を、

ネコ科を使ってわかりやすく見ていきます。

結論:同じ生き方は長く続かない

先に結論です。

まったく同じ資源を利用する生き物同士は、

長期的には共存しにくいと考えられています。

だから自然界では、

少しずつ役割が分かれます。

これが競争排除原理の基本です。

競争排除原理とは何か

生態学の基本法則

競争排除原理とは、

簡単に言うと

「まったく同じ仕事をする生き物は共存しにくい」

という考え方です。

生態学では有名な法則です。

同じ資源を使うと競争になる

食べ物。

住む場所。

活動時間。

これらが完全に重なると、

競争が起きます。

競争が続けば、

どちらかが不利になります。

ライオンとチーターで考えてみる

同じ獲物を狙う問題

チーターはガゼルを狩ります。

ライオンもガゼルを食べます。

ここだけ見ると競争です。

なぜ絶滅しないのか

理由は、狩り方が違うからです。

ライオンは群れ。

チーターはスピード。

同じ獲物でも攻略法が違います。

詳しくは

ライオンとチーターが同じ獲物を狙ったらどうなるのか?実は勝負にならない理由

ライオンとチーターが同じ獲物を狙ったらどうなるのか?実は勝負にならない理由
ライオンとチーターが同じ獲物を狙ったらどうなるのでしょうか。狩猟成功率、体重差、獲物の横取りなどを数字で比較しながら解説します。

で解説しています。

ヒョウも加えて考えてみる

木の上という別世界

ヒョウは獲物を木へ運びます。

ライオンは基本的に運びません。

つまり、食事場所そのものが違います。

狩りの時間も違う

ライオンは夜型。

チーターは昼型。

ヒョウは夜型寄り。

時間も少しずつ分かれています。

ニッチとは何か

住み分けの考え方

競争排除原理を理解するうえで重要なのが

ニッチ

です。

ニッチとは、生き物の役割や居場所のことです。

仕事の役割分担に似ている

会社で考えてみましょう。

全員が社長だと困ります。

全員が営業でも困ります。

役割分担が必要です。

自然界も同じです。

数字で比較してみる

体重

動物体重
チーター35〜65kg
ヒョウ30〜90kg
ライオン♂150〜250kg

体格からして違います。

獲物サイズ

動物主な獲物
チーター20〜50kg
ヒョウ10〜80kg
ライオン50〜500kg以上

狙うターゲットも違います。

なぜ自然界は住み分けを選ぶのか

全員が同じでは共倒れ

もし全員が同じ獲物だけを狙ったら、

競争が激しくなります。

特化した方が有利

そこで進化は、別の方向へ進みました。

チーターは速さ。

ヒョウは木登り。

ライオンは群れ。

それぞれ違う強みを持つようになったのです。

まとめ

競争排除原理とは、同じ資源を利用する生き物は共存しにくいという考え方です。

ライオン。

ヒョウ。

チーター。

これらのネコ科動物は、

  • 狩り方
  • 活動時間
  • 獲物
  • 生活場所

を少しずつ変えることで共存しています。

自然界は、ただ強い者が勝つ世界ではありません。

上手に住み分けた者が生き残る世界でもあるのです。

関連記事

物理教師のどうでもいい考察

競争排除原理を初めて知ったとき、

私は少し安心しました。

なぜなら、

学校でも職員室でも似たようなことが起きているからです。

全員が体育教師だったら困ります。

全員が理科教師でも困ります。

結局、役割分担した方がうまく回ります。

ライオン。

ヒョウ。

チーター。

彼らも同じでした。

違う能力を伸ばした結果、

同じアフリカで暮らせるようになったのです。

タイトルとURLをコピーしました