ピューマはネコ科屈指のジャンパーです。
Yahoo!知恵袋でも、
「ジャンプ力が高い動物といえば?」
という質問に、
ピューマの名前が挙がっていました。
また海外のRedditでも、
「ピューマは30フィート(約9m)近く飛びかかる」
「後ろ脚が異常に強い」
と話題になっています。
実際のところ、ピューマはどれくらい凄いのでしょうか。
今回は、ネコ科最強クラスとも言われるジャンプ力を数字で計算してみます。
ヒョウ、ジャガー、チーターとの違いは
「ヒョウ・ジャガー・チーター・ピューマ・パンサーの違い」で詳しく比較しています。

結論:ピューマは自分自身をほぼ2階まで打ち上げる
まず結論です。
ピューマは垂直方向に約4〜5m、水平方向には10m以上跳ぶことがあります。
5mというと、一般的な住宅の2階近い高さです。
つまりピューマは、助走なしで自分自身を2階近くまで打ち上げる能力を持っています。
冷静に考えるとかなり異常です。
ピューマとはどんな動物か
ピューマは、北米から南米まで広く分布する大型ネコ科動物です。
クーガー、
マウンテンライオン、
フロリダパンサーなど、
地域によってさまざまな名前で呼ばれます。
詳しくは「パンサーとは何者か?」でも解説しています。

体重はおおよそ35〜100kg。
見た目は地味ですが、ジャンプ力はネコ科でもトップクラスです。
ピューマは木登りも得意です。
→ ネコ科で一番木登りが上手いのは誰か

数字で計算してみる
体重70kgのピューマが5m跳ぶ場合
ピューマの体重を70kg、
ジャンプ高を5mとします。
位置エネルギーで計算すると、
70 × 9.8 × 5
=3430J
になります。
位置エネルギーの詳しい考え方は
「位置エネルギーとは?|ピューマが5mジャンプできる理由を計算してみよう」

で解説しています。
つまりピューマは、
ジャンプの一瞬で3430Jものエネルギーを生み出している計算になります。
3430Jとはどれくらい?
数字だけではイメージしにくいので、
人間で考えてみましょう。
3430Jは、
70kgの人間を5m持ち上げるのと同じエネルギーです。
つまり、
自分自身を2階近くまで持ち上げる力に相当します。
人間が同じことをすると?
一般的な住宅の2階は約5m前後。
つまりピューマは、
助走から一気に2階の窓付近まで到達できる計算になります。
もし人間が同じ能力を持っていたら、
階段もエレベーターも不要です。
学校なら校舎の2階へ直接入れます。
たぶん先生に怒られます。
なぜそんなに跳べるのか
理由は後ろ脚です。
ピューマの体は、ジャンプに特化した設計になっています。
長い後ろ脚
前脚よりも後ろ脚が発達しています。
これが強力な推進力を生みます。
しなる背骨
チーターほどではありませんが、
背骨の柔軟性があります。
バネのように力を蓄えられます。
長い尾
ジャンプ中のバランスを取ります。
綱渡り選手のバランス棒のような役割です。
つまり、
脚、
背骨、
尾。
全身がジャンプのために作られているのです。
ネコ科ジャンプランキング
おおよその比較です。
| 動物 | 垂直ジャンプ |
|---|---|
| ピューマ | 約4〜5m |
| ライオン | 約3〜4m |
| ヒョウ | 約3m前後 |
| ジャガー | 約2〜3m |
| チーター | 約2〜3m |
ピューマが頭一つ抜けています。
速さならチーター。
咬合力ならジャガー。
木登りならヒョウ。
ジャンプならピューマ。
ネコ科は全員違う方向にバグっています。
ネコ科全体のジャンプ力比較は
「ネコ科最強ジャンパーランキング」で詳しくまとめる予定です。

ヒョウとどちらが凄い?
ここで面白い議論があります。
Redditでも、
「体重比ならヒョウの方が凄くない?」
という意見がありました。
確かにヒョウは、自分と同じくらいの重さの獲物を木の上へ運びます。
詳しくは

で解説予定です。
ジャンプ力ならピューマ。
筋力ならヒョウ。
得意分野が違います。
ヒョウとの違いは


でも詳しく解説しています。
ピューマはなぜ成功したのか
ピューマは北米から南米まで広く分布しています。
その理由の一つが、このジャンプ力です。
崖。
岩場。
倒木。
急斜面。
さまざまな環境に対応できます。
速さだけに特化したチーターよりも、
ずっと幅広い環境で生きていけるのです。
ジャンプ力ならピューマ。
咬合力ならジャガー。
スピードならチーター。
総合力ならトラ。
また、ピューマ単体ではなく、ネコ科全体で比較したい方は

や

もご覧ください。
さらに、ピューマは木登りも得意です。
「ネコ科最強の木登り名人ランキング」で解説しています。

まとめ
ピューマはネコ科屈指のジャンパーです。
- 垂直方向に約4〜5m跳ぶ
- 水平方向には10m以上跳ぶ
- 位置エネルギーは約3430J
- 自分自身を2階近くまで持ち上げる計算
- ネコ科最強クラスのジャンプ力を持つ
見た目は地味ですが、
能力だけ見るとかなり異常です。
ピューマは、ネコ科のジャンプ担当でした。
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- ネコ科最強ジャンパーランキング
- ヒョウはなぜ木に獲物を運べるのか
物理教師のどうでもいい考察
ピューマは約5m跳ぶと言われています。
5mというと学校ならほぼ2階です。
もしこの能力があれば、
忘れ物をしても階段を使わず教室へ戻れます。
職員室から呼び出されても、
窓から直接帰れます。
便利そうですが、たぶん教育委員会から怒られます。
なお私は体育の授業で前転しただけで翌日筋肉痛になります。
人類とピューマは同じ哺乳類ですが、運動性能については別カテゴリだと思っています。

